さよなら、魚を

さようなら、いままで魚をありがとう (河出文庫)

さようなら、いままで魚をありがとう (河出文庫)

 フルメタル・パニック 1stシーズン、再放送されてました。見ておりましたら、ヒロイン様のかばんの中にこの本”みたいな”本が入っていたのであります。
 結婚してください。
 
 
 
 
 『さようなら魚を・・・』は、長らく翻訳されなかった幻のSF(だったと記憶してます)。
 とてもマイナー。でもマイナーなのは日本での話。
 これは、ダグラス・アダムスの銀河ヒッチハイクガイド シリーズの1本で、かの国では誰もが読む大ベストセラーのひとつなのです。でも、映画化されるまでなかなか翻訳されなかったし、1巻である『銀河ヒッチハイクガイド』もながらく入手困難でした。
 その類書がふつうの女子高生のかばんの中に入ってるんですね。
 すてき。
 
 なお。
 私の認識では、イギリス人はホームズと指輪物語ダグラス・アダムスモンティ・パイソンで出来てます。
 あの世界ではソ連が残ってたり、戦闘ロボットがあったりして、なかなかに素敵な歴史を歩んでます。
 ちゃんとガンダム・センチネルもあるみたいですし、私たちにも居心地がよさそう。
 
 
 
 
 
 でも、ちょこっとだけこの本に、疑問がないではない、です。
 作中に出てきたのは、『イルカたちの警告 〜さようなら さかなをどうもありがとう〜』という本で、著者がマクガイバーとなってるのです。アダムス様の本ではない。
 いったい、どういう経緯でこんな本が出てきたのか。
 気になります。