さよなら、魚を
- 作者: ダグラス・アダムス,安原和見
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/06/03
- メディア: 文庫
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結婚してください。
『さようなら魚を・・・』は、長らく翻訳されなかった幻のSF(だったと記憶してます)。
とてもマイナー。でもマイナーなのは日本での話。
これは、ダグラス・アダムスの銀河ヒッチハイクガイド シリーズの1本で、かの国では誰もが読む大ベストセラーのひとつなのです。でも、映画化されるまでなかなか翻訳されなかったし、1巻である『銀河ヒッチハイクガイド』もながらく入手困難でした。
その類書がふつうの女子高生のかばんの中に入ってるんですね。
すてき。
なお。
私の認識では、イギリス人はホームズと指輪物語とダグラス・アダムス+モンティ・パイソンで出来てます。
あの世界ではソ連が残ってたり、戦闘ロボットがあったりして、なかなかに素敵な歴史を歩んでます。
ちゃんとガンダム・センチネルもあるみたいですし、私たちにも居心地がよさそう。
でも、ちょこっとだけこの本に、疑問がないではない、です。
作中に出てきたのは、『イルカたちの警告 〜さようなら さかなをどうもありがとう〜』という本で、著者がマクガイバーとなってるのです。アダムス様の本ではない。
いったい、どういう経緯でこんな本が出てきたのか。
気になります。