任天堂

任天堂のすごさを垣間見たとき - はなぢー戦記
 私がこのブログを読んだのは、これを踏まえて書かれたニュースがあったため。
 任天堂の勝利の理由として、このサポート体制をとりあげていました(と、記憶してます。)。
 
 この任天堂サポートについては、以前から似たような話を聞いています。インターネット時代の始まりごろからですから、ニンテンドー64のころからです。
 でも、任天堂64は失敗しました。ゲームキューブも失敗しました。据え置き型ゲーム機の一位になれなかったのです。
 ソニーのサポートや姿勢を、否定的にとらえるひとが目立ちますが、ことビジネスとしてとらえた場合どうでしょう。史上、もっとも売れた据え置き型ゲーム機はPS2ということになるのではないでしょうか(世界的に見ればまだまだ未開拓の市場があり、新型PS2の発売も決定してます)。
 そうすると、わざと劣化しやすい部品を使ったり、駆動部分の耐久性を低めにしたり、初期不良があっても目をつぶってスタートダッシュを成功させることが大切だということになります。いちいちユーザのことを気にしていてはいけないということになります。
 
 いまでこそ任天堂の株はうなぎのぼりですが、64、キューブとがんがん値を下げていたことを忘れてはいけません。 
 いい物を作るから、本物だから、ユーザのことを考えているから、売れていると思いたいのが人情ですが、それが事実なら、キューブがPS2より売れないはずはない。
 
 
 
 
 
 今回の件ですが、私は、裏がある と思っています。
 アメリカなどでは口コミを利用した営業は当たり前のようにあるそうです。
 そこで、今回の修理エピソードですが、これの広告宣伝効果は、果たしていかほどでしょうか。
 単に善意と解釈していいのでしょうか。
 
 現場のスタッフが自分の判断でシールのはり替えをしたら、強い注意を受けるでしょう。下手をすると減給処分です。それを考えると、この対応は、とても親切心から出たものとは思えません。
 
 なんだか、糸井重里をほうふつとさせるやり口だなと、しみじみ思ったことです。