推定無罪
DVDを見ました。
ハリソン・フォードの演技にジョン・ウィアムズの音楽。力のある原作 と3本そろった名作。
以下、ネタバレ気味に。
法廷ミステリであることと、瀬戸川氏の取り上げ方、題名から想像がつくのは、裁判制度そのものを逆手に取ったようなトリック。
例えば、同じ裁判では2度裁くことは出来ないことを逆手に取るとか、そういった手法が使われていると思ったんですが、そちらではなくドラマが主眼に。
選挙、息子、不倫と殺人現場という点、ドラマに主眼がすえられている点から思い出されるのは『上院議員』(まだ読み終えていません)でした。ミステリの要素もあるのですが、がちがちの本格派というのとは、ちょっと違います。
加藤元浩『Q.E.D.-証明終了』の27巻は、法廷ミステリなのですが、むしろこちらの方が、その要素の強さでは上でした。
てっきり、『推定無罪』を本歌取りしたのだと思ってましたが(それだってたいしたものなのですが)、全くの別物でした。誤解しててごめんなさい。