グッド・オーメンズ

 あの有名な、というとジト目で見られる・・・ことが快感になりつつあるえんじです。
 こんばんわ。
 それで、話はHJ文庫です。あの有名なドラッケンフェルズの翻訳が再開されるそうです。『ドラキュラ紀元』で有名なキム・ニューマンがこれを書いてて、ジュヌヴィエーヴ(ドラッケン表記はジュヌビエーブ)も出てきます。当時はイラストがン十二国記の山田さんだったはず。さて、今回は。
 ・・・ドラキュラ紀元は、ちゃんとイラストが欲しいよね。
 
 ドラッケンフェルズは確か、角川のSF・FT文庫シリーズの1本として出てたはずで、正直、微妙なラインナップでしたが、これが『ディファレンス・エンジン』『電脳惑星』→『Self-Reference ENGINE』『虐殺器官』の礎となったのは、皆さんご存知の通り。
 そうゆうわけで、誰が編集していたのか分かりませんが、あれはとても大切なものだったのかも。
 それにしても、ドラッケンフェルズは4000円くらいするのね・・・。
 
 さて。
 そのラインナップの中でもひとつ、印象的だったのが『ディスクワールド騒動記』。テリー・プラチェット。本国での人気から考えると、日本ではラジオドラマにまでなったくせに、いまいちメジャーになれない。
 あれはイラストも好みではなかったのですが。
 
 ということを思い出しながら『グッド・オーメンズ』読み始め。おお、傑作ユーモア・ファンタジーだ。アナンシよりもこちらが好み。ファンタジー小説のベストはゲイマンがひとりで自分の票を散らばらせてしまうのではないか と不安に思います。