キリンヤガ

 早川さんの読んでる本は、『キリンヤガ』だったんですね。桜庭先生も好きだといってたような気がする『キリンヤガ』。
 初めて買ったSFマガジンにこれが掲載されてた と記憶してます。「空に触れた少女」とかそんな題名ではなかったかと思います。
 短編集は手元になく、全部を読んだわけではありません。
 作者であるマイク・レズニックには『一角獣をさがせ!』『サンティアゴ』などの著作があって、本作と全部作風は違うものの、どれも抜群の面白さ。
 山岸氏の解説にもあったと思いますが、『サンティアゴ』の書き出しのかっこよさと来たら・・・・・・。あれはSF史に残る傑作です(解説のニュアンスは微妙に違います、念のため。)。
 
 それにしても、『キリンヤガ』とは実に駄洒落心を刺激される題名です。
 ダメだと分かってても、駄洒落が口をついて出そうで怖い。