漫画

 メイドアンソロジーはひどかったんですが、プランツ・ドールの新作が入ってるのが救い。プランツ・ドールだけで本の半分を占めているのは喜んでいいのかどうか。バトルメイドの大家 柴田氏のまんがはたいそう短かったことです。
 『二十面相の娘』は8巻で完結。傑作。昭和の闇と暗躍する怪盗の姿が美しい。二十面相側から描かれたミステリ小説がありましたが、あれと比べてもなお評価できると思います。なお、ミステリではありません。
 
 『さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II』を読みました。1巻がなかったので2巻だけ。面白い。どんどん若返ってしまう奇病にかかった少女のお話。ハイペリオンのマーリンを思い出します。若返りを食い止めるには特定の人物とキスをしなければならないというのが設定の肝です。