アナンシ 付記

 下巻のあらすじなんですが、折り返しのところに 下巻の 4/5までのストーリーが書いてある 親切設計です。
 価格設定、本の造り(なんだか少したわんでました。たまたまでしょうか。)、カバーイラスト、あらすじ など編集者の冷め切った思いがヒシヒシと伝わってきます。
 広告は色々なとこで見かけますが、「金原瑞人 絶賛」……というのは、つまり、翻訳者絶賛なわけでうそではないんですが、もうちょっと別の表現があったんじゃないかと思えます。
 
 それはさておき。
 兄弟のことを「きょうだい」と平仮名表記にこだわっているのにはどういう意味があるのでしょう。
 
アナンシの血脈 上 ニール・ゲイマン:文芸書 | KADOKAWA
 こちらは専用の広告ページですが、三点リーダーの使い方、びっくりマークの後のスペースの有無、「ウエブ」(ウェブなら知ってます。)という表現、「?!」「?!」など表記の不統一など、とてもとても不思議な造りになってます。フラッシュ広告の「ENTER」もクリックできません(firefoxだから?)。
 著者の書籍に未刊の『アメリカン・ゴッド』『グッド・オーメンズ』があがっているのも風変わりですし、フラッシュとテキストで金原氏のコメントが微妙に違うのもめずらしい。
 ひとつ気になるといろいろなことが気になってしまうのです。
 津々見潤子という敏腕編集者が手がけているにしては、なんだかいろいろ微妙であるなあ、どうしてだろう と思ったことです。