BONES
アメリカのミステリドラマ。
第1話は見逃しましたが、2,3と視聴しました。
ボーンズと呼ばれる若き天才女性科学者が人骨から次々と犯罪を分析していく というもの。ちょっとえらぶったエリート男性警察官(ちがうかも)と、コンビを組んで事件を解決します。
CSIほど深刻にはなりませんが、どうしても同じジャンルのものに見えてしまいます。
思い出されるのは、当然、この分野の第一人者 アーロン・エルキンズのスケルトン探偵シリーズ。パイプ1本から持ち主の人柄まで見抜くホームズのように、骨から年齢、身長はもちろん職業までいいあててみせるというもの。ほんわかアットホームなミステリでユーモアが効いています。
同じエルキンズで美術館探偵ものがあって、こちらはあまり翻訳が進んでいません(原作がないのかも。)。
こちらもエルキンズの人柄のよさが伝わってくる温かみのあるミステリなんですが、ネタが『ギャラリー・フェイク』なら1話で終わっているようなもので、それが小説一冊になっているというのがいささか不満でした。
単独で読めばちゃんと面白いんですが。
天才数学者のミステリもの『NUMBERS』もそれに似た不満があって、漫画『Q.E.D』だと一話できれいに片付けているのが、もたもた処理しているように見えてしまいます。
きちんと切り離してメディアごとの特性と割り切って楽しめばいいのに と自分でもしょんぼり気味です。