ゲーム脳

 ゲーム脳の話を聞くと思い出されるのが、アメコミ狩りのような運動がかつてあったということ。
 「コミックス・コード」と「フレデリックワーサム博士」で検索してみてください。
 
 ゲーム脳と教育について問題にされていることは、とりあえすここでは置いといて。
 ゲーム脳なる珍説のせいで ゲームがより厳しく規制され → 親がゲームを買わなくなり → さまざまな規制と普及台数の減少で、ゲーム業界はかつてない深刻な冬の時代を迎える のかなと、当初考えていたんですが、事実は逆で、私には ゲームのどこが嫌われているかを的確にマーケティング → 「脳を鍛える」でユーザーを拡大 → ゲーム史上かつてないゲーム機の販売数増 となっているように見えます。
 じゃあ、アメコミのほうは結局どうだったのか と思ってたんですが、調べてみたら、堺三保氏、海法紀光氏は「規制のせいで長期的にはコミックが売れるようになった」という論を展開してます。
 http://reflation.bblog.jp/entry/288977/
 このあたりです。
 非常に読みづらいので、興味のある人は各自でがんばってください(私の知識や史観のほとんどは『マーヴルX』など、つまり堺氏が書いた原稿から得たものなので、そちらからは否定できませんし、経済学の知識もほとんどないので、そちらにも同意できかねます。)。
 
 そういえば、最近『ヤバい経済学』なる本を読みました。FOXの数学者ミステリもの『NUMBERS』や相撲の八百長に興味のある方はお読みください。
 
<追加修正>

「規制」はプラスにもマイナスにも作用しうる、という話です。

 というのが、海法さんの意見でした。ごめんなさい。