数学的にありえない
- 作者: アダムファウアー,Adam Fawer,矢口誠
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/08/28
- メディア: 単行本
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落ちぶれた数学者さんが、何故か秘密組織から終われる羽目に。実は彼は***だったのです というのが、大雑把な話。一応ひねりもあるのですが、クーンツ系のサイファイアクションです。FOX、AXNでやってそうな話。
仮にも大学で講義を持つような人間が、格子を通した光がどうなるか知らなかったり、シュレディンガーもよくわかってなかったりするのがSci-Fiドラマ風味。
あまりSF風味に話は広がらず、スリラーアクション傾向が強い。でも…***をつかまえろー という話だと知っていたせいか、あまり楽しめませんでした。
クーンツ風というのは、サイコスリラーやスリラーアクション風味に始まりながらも最期は宇宙人でしたー とか 超能力者でしたー とかで終わるから。多分、クーンツの後継者です。クーンツは好きなので、今回楽しめなかったのは、どんなネタかわかってたからという可能性が高いです。評価は次回作に持ち越します。