似たようなこと

それとなく似てる件について(その78) 旧作品No.35217 | pya! (ネタサイト)
 
 『素数に憑かれた人たち』『ファインマンさん ベストエッセイ』『黄金比はすべてを美しくするか?』を借りてきて、つまみ食い。
 
 黄金比の本は、あっさり、ピラミッドに黄金比が取り入れられているという説を否定。また、レオナルド・ダ・ヴィンチは取り上げているものの、モナリザについては取り上げていません。
 この本を借りてきたのは、某 人気漫画で、黄金比とらせん(対数らせん、等角らせん)が取り上げられていたからです。『ダ・ヴィンチ・コード』でも黄金比が取り上げられていたというので、あの漫画は、そこからの発想なのでしょう。
 自然界でも見られる現象で、例えば、ハヤブサの飛行コースが、この等角らせんを描きます。極から曲線上のどこに線を引いても、一定の角度を取るので、獲物を常に視界に入れたまま接近することが出来ます。
 あの漫画では、常に等角を取るこのコースをたどると、最も効率よく力を加えていくことが出来るといってるみたいです。うーむ。すごい発想をするなあ。
 
 黄金比は、どこにでも見つけることが出来るだけに、「あれもあり」「これもあり」となんにでもこじつけられます。美しく見えるのは、黄金比を採用しているからだという考え方は、ほとんど宗教みたいになってる部分もあるんだなあと、しみじみと思ったことです。