月刊リュウ

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2006年 11月号 [雑誌]

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2006年 11月号 [雑誌]

 30代以上の男性に順調に売れているというリュウamazonでは、早くも品切れです。
 付録は豪華、押井守による『立喰師列伝』の番外編です。
 自分にとっては、『キャプテン』もどきの青年向け雑誌に見えます。そうなると、『OURS』『ANIMAL』とどう違ってくるかがポイントですな。

 が、中身はうーんと首をひねるようなものが多くて、次号を買うかどうかは謎です。
 吾妻ひでお不条理日記』は面白いんですが、まあ、いつもと同じであります。
 
 安彦良和は、氏の作品の中でも私がもっとも嫌いな『安東 アントン』にキャラも中身も似ててちょっとがっかり。徳間なんですから、スサノオやジンムの続きでも良いのになあ。
 
 遠藤氏のは、『日本沈没』に書かれた話の続き。どうなるかわかりません。
 鶴田氏のは、悪い意味で想像とおりの内容。どうせなら、オリジナルを、毎月(←重要)読みたいものです。あるみちゃんはどこへ行ったのだ。
 
 ふくやまけいこは、意外にも、ソフトレズものになりそうな気配。
 
 京極&樋口の『ルー=ガルー』は原作を読んでないのですが、鼻血少女萌えという新ジャンルでした。
 
 『XENON』はファンの人以外置いてけぼり。考えなしの主人公、説明的な台詞、思いつきとしか思えない展開は変わっていません。
 
 
 いちばん期待してた『ドリームバスター』ですが、これはどうかなあ。
 これも原作未読なんですが、中平氏の魅力(アレンジ)が生かされてないみたいです。
 ・・・原作が文庫になってたら読んで確認してみたいと思います。
 なんだか、ちょっとキングを思い出すのはなぜかしら。
 
 安永航一郎は、実は今回いちばん面白かった。
 SFなんですが、驚いたのはヒロインが普通にカワイイコト。
 うーん、時代なんでしょうか。
 
 ここまで集めたのなら、クルマシンイチ(アキキョウマ)も付け加えて欲しかったの心。・・・『ルーンマスカー』をここでやるというのもいいですな。リボルテックでぜひ、ルーンマスカーを出してください。