コラテラル

 キャリアのあるプロの殺し屋が依頼に従い連続殺人を行う。
 たまたま居合わせたタクシー運転手がそれに付き合わされることになるが・・・。
 
 とにかく、細部が甘い。
 プロを名乗る割には、ミスが多いし、そもそもの計画が甘い。今回は、タクシーの運転手と関わったことが失敗の始まりのように見せているが、こんなやり方ではそもそもうまく行くはずがない。
 また、どの登場人物も考えが浅く、ベストと考えられる方法をとらない。必然的にではなく、シナリオの都合上、とっている方法なので、危機におちいっても、ハラハラするどころか、こちらとしては呆れるばかり。
 
 悪党だが、プロ。
 そして、プライドとそれだけの手腕を持ち合わせている という設定は好きだしジョジョの荒木先生がそこを好きになったのは分かる。画も音もおしゃれでかっこいいものになっている。
 が、とにかくシナリオのいい加減差を何とかして欲しい。
 
 序盤の弁護士が美人過ぎるのも問題。

コラテラル・ダメージ 特別版 [DVD]

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 こっちの方が突き抜けてしまっている分、面白い。