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 以下は、ミステリ作家 二階堂氏の日記を抜粋したものです。
 

6)(4)や(6)で解るとおり、自分の発言について、まるで責任を持つという姿勢がない点。評論家の評論、書評、ベスト10などのアンケート回答は、どれも小説家の小説と同じで創作物(作品)である。当然のことながら、それらもすべて評論や評価をされる立場にある。その批判や評価を受け止める姿勢や覚悟が最初から存在しない。

 
 

 ところで、一般的に言って、読者が評論家に求めるものとはなんだろう。潤沢な読書量によって支えられた、そのジャンルに対する専門的知識の深さや見識の高さ、ではないだろうか。読者が彼らの書いた書評や評論や解説にお金を払うのは、そうした特殊な情報の提供に対する対価としてである。

 
 原文はこちらで読めます。
 
http://homepage1.nifty.com/NIKAIDOU/
 
 本格の定義云々はさておき、SFファンとしては、「臆面もなく」という言葉の定義に二階堂氏の名前を使うことを許可していただきたい。