おれは鉄兵
『あしたのジョー』などと比べると、意外と読まれてないんでしょうか。
私の同世代でも存在は知ってても、どんな話だか知らなかったり、あまり面白くなかったというイメージの人が多いような。
アニメ版もあったんですが、原作を読んだ限りでは、当時のアニメ技術であれの面白さを表現するのは不可能に近いので、かえって悪い印象を与えたのではないかと思う次第。
そもそも剣道漫画だということも知られていないような気がしてきました。
原作は非常にゆっくりと話が進みまして、主人公が本格的に剣道を始めるまでには、ゆうに5巻を越えていたような。
それがさらに面白くなるまでに、さらに5巻。
公式大会が始まるころには20巻が目前だったのでは。
以下はある程度のネタバレです。
鉄兵の流れは
1)野生児 鉄兵 学園入学編
2)剣道部入部編
3)東大寺学園 対抗戦編
4)東大寺学園 昇進編
5)地区大会 団体戦編
6)地区大会 個人戦編
7)宝物 発掘編
鉄兵の本領が発揮され、物語がようやく面白くなってくるのが、上の3から。
時間かかってますね。
以降は、天井知らずで、どんどん盛り上がっていくんですが、順番に読んでいくと序盤で挫折しちゃうのではないかと思われます。
なので、漫画喫茶で見かけたときは、序盤の5冊くらいはとばして読み始めてください。
で、まだ面白くなかったら、さらに5巻とばす。
それでもだめなら、また、5巻とばす。
面白くなってから、さかのぼって読んでください。
実際、コンビニ廉価版は、ここら辺をばっさりとカットしていたように記憶してます。