夏の宿題

 とっくに、お気づきのことと思いますが、えんじさんに『サターン・デッドヒート』を読ませて、信奉者の一人にさせるというのはわたしの長年の・・・えーと、「企み」のもっと上品な言い回しをご存知ないですか?
 
 ともかくも、ようやく、長年の夏休みの宿題が片付いた気分です。
 
 
 さて。

早くもその翌日、わたしはパパが操縦する補給船に乗って、土星周回軌道ステーションに向かっていた。パパというのは、ドクター・トーマス・M・バディルである。

 
 『サターン・デッドヒート』85ページの一節。
 谷川 流の正体がかの人であれば、ほぼ確実だと思いますが、そうでなくとも70年代生まれで、早川SFを読み込んでいる人であれば、『涼宮ハルヒの憂鬱』のSOS団 というのは、これが出典でしょう。
 SOS すなわち、土星周回軌道ステーション。