細田守

 『時をかける少女』を見に行く気力がわかない!
 というとこに、TSUTAYAの半額サービスメールが来ましたので、前々から気になってた細田監督のワンピース映画版を借りてきました。

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 [DVD]

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 つまらなかった。
 元々、ワンピースが嫌い・・・というか、面白いと思ったことがないのですが、それにしても変な構成。
WEBアニメスタイル_特別企画

細田 えーっと、プロットができてから。
小黒 じゃあ、参加した時に、すでにオマツリ島の設定はあったんだ。
細田 あったあった。プロット見て「なんじゃこりゃ!?」と思った。
小黒 その発言、載せていいの?(笑)
細田 うん、いいよ。……と言ったところも載せましょう(笑)。本当を言うと、それを見た時に、一度は、これは自分にはできないかも、と思った。

 ということで、細田監督に罪はないのかもしれませんが、このプロットというのが、本作の最大の欠点なんですね。敵さんのボスが「第一の試練〜!」とかって、次々に試練を出してくるんですが、残りいくつあるのかわからないし、どれくらいの難易度かって提示もされないのに、なんてルフィーたちがこれに応じるのか、よくわかんない。
 あるいは「そういうもの」なのかもしれないんですが、正直、そういう馬鹿は好きになれないんですね。キャラクターに魅力を感じない。
 某・ジャンプの錬金術なヒーローも試練に人を巻き込んでいきがちなんですが、そこにはポリシーとかドラマ(経過・過程)があって、納得できるんですが、ルフィーの場合は良く考えずに参加して、仲間を危険にさらしてるんですね。
 それで仲間が大事だといわれても感動は出来ないわけです。
 
 ただ、それでも、この映画を見たのは、細田監督が以前、ハウルを作ってて

小黒 ああっ、分かった。オマツリ島がジブリなんだ!

 という発言を読んでたから。