スーパーマン

 今回の映画とは関係のない、オリジナル・エピソード。

スーパーマン:フォー・トゥモロー (#1) (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)

スーパーマン:フォー・トゥモロー (#1) (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)

 全頁ジム・リーが描いているというのが本作の売り。
 陰のバットマンに対し、陽のスーパーマンというイメージがありますが、今回はスーパーマンにしては暗い筆致(エピソード)で描かれています。
 人々を助けることが当然の義務だと考えているスーパーマンと、それを期待している人々との葛藤がテーマ。毎回、神父(牧師だったかも。)との対話が入り、スーパーマンの悩みを分かりやすく見せています。
 世界から100万人もの人間が消えてしまったというのが、本作での事件。
 無茶な展開もありますが、おおむね許容できる範囲。
 おそらく2巻で完結すると思いますが、現時点ではジム・リー ファン以外の人に強くお薦めする理由が見つからない凡庸な作品です。
 『フォー・シーズンズ』や映画の補完エピソードの翻訳を望みます。