スカイ・ハイ

 ディズニー製作のSF。実写です。
 X−MENの学園をコメディー仕立てで仕上げたものですが、出来栄えはあまりよろしくない。
 ヒーローの子供専用の高校、スカイ・ハイ。主人公はそこへ通うことになります。誰もが知っている超一流のヒーローが彼の両親だからです。
 ところが、彼にはまだ何のパワーも目覚めていません。幼馴染で近所に住んでいるツインテールの女の子もちゃんとパワーを持ってるのに・・・。
 入学早々のクラス分けでは、ヒーローチームではなく、負け組みと揶揄されるサイドキック側へ振り分けられてしまいます。
 
 以下、簡単に。
 主人公はこの後、真の能力に目覚め、皆からもてはやされるようになり、自分を見失いかけます(学園一の美女にダンスパーティに誘われたり。)。が、ある事件をきっかけに何とか自分を取り戻し、学園を脅かす悪をサイドキック組の仲間と協力して、倒すのでした。
 おしまい。
 
 ということで、王道を行くお話しなのですが、そこにセンスが感じられないため、ださくてつまらない映画になっています。
 パワーを持たないヒーローというのはいろいろ描きようがあると思うのです。そこを追って欲しいのに、あっさり流しすぎ。あれでは主人公に感情移入できません。パワーの表現ももうひとひねりあっていい。
 
 質量、加速を考え、パンチを打つほうも足場にちゃんと影響を残すとか、作中でもっともらしい説明を一言つけて欲しい。
 X−MEN3では、コロッサスが活躍するそうなので、そこらへん、どう表現するのか気になります。