和田
- 作者: 佐野真
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/07/20
- メディア: 新書
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実は、全248ページのほとんどは、和田投手のこれまでの選手生活を追ったもの。
投球についての分析は162ページから209ページまでのみ。これもどうにか結論めいたものを出したというだけで、検証がまったく行われていない。
近くの本屋で見かけたら、立ち読みだけで済ませたほうが良いと思います。
で、なぜ打たれないかの結論は以下のとおり。
1)投球腕の隠れ、リリースポイントが普通のピッチャーより前
2)スライダー、チェンジアップなどのすぐれた変化球、投球術
3)驚異的なストレートの切れとそれを生み出すボールの回転数の多さ
1、3によって、ボールの速度から予測されるのと違う軌道のボールが投げられているようです。なので、130キロのストレートだと思っても、バットが空を切る・・・・・・らしい。それを2が支えている。
確かに『おおきく振りかぶって』を彷彿とさせます。
わずか2ヶ月で、129キロから142キロまで球速をアップさせたエピソードもそっくりです。
先日のコンピューターの本も読み終わったのですが、これはまた後日。