小説を書くのなら

マンガでわかる小説入門

マンガでわかる小説入門

 原作を『ゲームセンターあらし』で一世を風靡して今は作家となったすがや氏、漫画を横山えいじ氏が描いた小説の書き方。
 
 職にあぶれて困ったなーと思ってた。
 どうしようか。
 そうだ。作家になろう!
 
 という話。
 青年の成長物語としても読めます。
 
 で。
 何かこれまでに書いたものがあるかというと何もない。
 別段、作家にあこがれてたわけでも、本が好きなわけでもない。
 なのに、では、どんなのが書きたいのかと、問うと。
「巨乳メイドが活躍するお話」
 ほかに何もない。が、それだけは書きたい。書いてみたい。
 聞いて周りの者はあきれ返るのですが、それこそが大切なものだということも、この本は教えてくれます。
 また、この手の本では珍しいことに、本書では、文章の技巧的な面の解説が中心となっています。特に、視点の揺らぎなどについてはかなりのページが割かれています。
 さらには、現在の出版状況から、作家の生活というものにも踏み込んだ描写があります。
 
 こんなだけど、それでも、君も書きたいの? という本です。
 
 逆に、君が書きたいのはこういうのなんだろ! それにはどうしたらいいのか教えてやる! というのが

 これは名著。
 SFエッセイ、日本SF黎明期の史書としても読める傑作解説書。
 あなたが書きたいのがミステリであっても、読んで損はしません。
 
 で、この本の中で出てくるのがハーマン・ミラーの椅子なのである。
 そういえば、ここに出てくる愛知県で作られてる椅子というのはどれのことなんでしょうな。気になります。
 
 というとこで、椅子の話は次回に続きます。