誕生日

 えんじ@ミステリさんからの誕生日プレゼントは、どんな本でも指定されれば読みましょう、というものでした。
 この権利をオークションにかけてお金持ちに! というのもちょっとは考えないでもなかったのですが、それはさておき。
 『クロウス・エフェクト』というサンタが原潜を拳で粉砕するステキSFをぜひ、原書で読んで感想を聞かせて欲しかったのですが、英語はダメということなのでこれは断念。
 そこで、さんざん迷ったのです。
 だいぶ前にリスト としてあげてあったのが、それの候補リストです。
 

 
 名作SF・FTや、既にお手元にあるもの、圧倒的に入手困難なもの、物量が尋常でないもの、読んでると怒りにかられるであろう愚作、アメコミファンになってもらうためのものなどを取り揃えました(ジャック・ウォマックが抜けてるのは、私も未読だからです。)。
 もちろん『サターン・デッドヒート』が一番のオススメなのですが、うっかりこのような傑作を読ませたらば「ミステリの名を捨てて、これからSFものとして生きます。小文字でかまいませんので、sfと私にも名乗らせてください」などと申されて波乱を巻き起こすこと必定。
 ・・・・やも、知れませんので(それくらい『サターン・デッドヒート』が好きなんです。スルーしてください。)、ここはあえて無難に『ワイルド・カード』。
 私の大好きな超能力探偵はようやく3巻になっての登場で、しかも変型ハードボイルド・スタイルなのですが1巻だけでも面白く読めると思います。
 いまやアメリカの国民作家となった(らしいです。)ジョージ・R・R・マーティン(最近、宇宙商人タフのシリーズが好評。)が中心となって作ったアンソロジーです。

大いなる序章〈上〉 (創元SF文庫―ワイルド・カード)

大いなる序章〈上〉 (創元SF文庫―ワイルド・カード)

大いなる序章〈下〉 (創元SF文庫―ワイルド・カード)

大いなる序章〈下〉 (創元SF文庫―ワイルド・カード)

 ああ、黒丸先生。どうしてあんな早くお亡くなりになったの・・・・。