『13階段』の感想を書きます

 わ。
 まだ、忘れてないと良いけど。


 死刑囚の容疑を晴らすため、調査に乗り出すふたりの男の話。
 タイムリミット付きなので、サスペンス的要素もあります。

 とにかく、抜群の筆力で、ラストまでぐいぐい引っ張ります。
 んで、現行・死刑制度の問題がそのまま登場人物のジレンマになるとこなんかも非常にうまい。
 力作であります。

 が、読み終えてみますと。

 あまり再読したいとも思えず。
 よく出来すぎてるのがいかんのか。

 くせがないというか、著者がいいたいことやりたいことがあまり見えてこないというか・・・・(うますぎるんです。)。
 明確な欠点もあるんです。
 偶然の頻度が高すぎます。
 でも、うーむ。

 とにかく傑作で読んでる間は楽しかったんですが、読後の充足感がちょっと不足気味なのであります。

 わー。
 やっぱり忘れかけてます。
 書き直すかもしれませんので、よろしく。