闘う科学者達(修正版)

 以下の文章で、明らかに間違ってたところを、なおしました。
 でも、なおってない部分もあるかも。
 気をつけましょう。
 アイアンマンのふりみて反省。
 
 師の師といえば師も同然ですが、師と弟子を間違えては言い訳できません。

闘う物理学者! 天才たちの華麗なる喧嘩

闘う物理学者! 天才たちの華麗なる喧嘩

 ファインマン 対 ゲルマン など科学史上のライバル関係や対決を採り上げたエンタテイメント系の科学書
 人気もので、ノーベル賞も受賞した大衆よりのサイエンティスト ファインマンと、文学などにも詳しいまじめすぎるゲルマンの対決ですとか、
 結局どうだったの? な、ガリレオ 対 ローマ法王などがとりあげられてます。
 
 なかなか興味深い内容。下世話な部分と高尚な部分がよく混ざっていて、楽しく読めます(hosokawa氏、読んでみると良いよ。)。
 
 さて、本書では、ノーベル賞 対 フランクリンメダル というのも採り上げられてます。
 これだけ、科学者対決になってない。
 で、どういうことが書いてあるかというと、ノーベル賞を日本人はとてもありがたがるけど、世界標準ではそうでもないよ? ということが書いてある。平和賞なんかもあるから、一概には言えないけれども、科学系のノーベル賞は政治的な要素も絡むし、あまり公平でないことがある。DNAらせんの件などは、3名までしか受賞できないというレギュレーションが悲劇を生んでしまった。
 それに比べると、フランクリンメダルはずっと、公平。
 というか、そっちの方が評価されてる。
 よくノーベル賞候補うんぬんと言われたり、逆に予想外だと言われるのは、このフランクリンメダルをとっているか、とっていないか というのが根拠になってるのだ…。
 
 と、書いてあった気がしますが、図書館に返してしまいまして、手もとに本がありません。
 間違ってたら、ごめんなさい。
 
 今回のケースですと、南部陽一郎氏が2005年にフランクリンメダルを受賞してます。
 ですから、彼はノーベル賞の受賞を、意外には思ってなかったのではないか と、思えます。
 
 ノーベル賞の問題はほかに、受賞と、年齢の問題があります。
 ノーベル賞に匹敵する発見、発明をしていながら、今回もそうですけど、時間がかかってしまい、受賞する頃には本人が死亡してる場合もある。
 
 かの小柴昌俊氏もフランクリンメダルを受賞しています。
 あと、戸塚洋二という人物がいたのですが、彼も、2007年にフランクリンメダルを受賞しています。
 では、彼も、数年後、ノーベル賞を受賞できるのか。
 
 実は、その可能性は、ゼロなのです。
 戸塚氏は、2008年7月10日に他界されたのです。
 ノーベル賞は、けして、死者に与えられることはないので、絶対に、彼は受賞できません。
 小柴氏は、教授だった南部さんの研究室で研究してたこともあるとのこと。
 
 すると、戸塚氏は孫弟子?
 
 そう聞くと、南部氏も、心中 複雑なものがあるはずだと、ついつい下世話な想像を重ねてしまいます。